黒色を表現するにはおおまかに2種類あります。
「リッチブラック(CMYK4色の掛け合わせ)」と「スミベタ(K100%)」です。
※リッチブラック・・・C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)4色をミックスさせてできる黒色のこと。
見た目は黒色ですが4色を使っているのでカラー扱いになります。→【リッチブラックとは】
※スミベタ・・・K(ブラック)1色の黒色のこと。→【スミベタとは】
この内「文字などの細かい情報を綺麗に印刷できる」のは「スミベタ(K100%)」です。
写真では差は感じにくいかもしれませんが、スミベタの方がくっきりしています。
白抜き文字です。スミベタの方がコントラストがハッキリ出ています。
リッチブラックの文字の輪郭にモヤモヤができているのに対し、スミベタははっきりと印刷されているのが分かります。
細かい文字を綺麗に表現したい場合は「スミベタ(K100%)」に設定するといいでしょう。
なお、リッチブラック(CMYK4色の掛け合わせ)は「スミベタ」だけでは物足りないような黒を濃く鮮やかに表現できます。
黒をベースにしたデザインの場合はリッチブラックを使うと濃厚な黒を表現できます。
まとめると、
細かい面積を綺麗に表現したい場合には「スミベタ」
大きい面積には「スミベタ」か「リッチブラック」
というように使い分けるのがコツです。