文字がアウトライン化されていない状態でデータを開こうとすると、アラートが出て上手く開かないことがあります。
これは開く側に、貰ったデータと同じフォントが入っていないために起こります。
このようなアラートが表示されると、フォントが代替されて表示されます。→フォントのアウトライン化とは
アウトライン化することでオブジェクト化し、同じフォントが無くても文字が代替されてしまうのを防ぐことができます。
エンベロープ効果を使ったフォントにはアウトライン化が適用されません。
フォントにエンベロープをかけてアウトラインを適用する方法は次の3点です。
1. エンベロープ効果を使用する場合は先にアウトライン化してから効果をかけて下さい。
2. その他「効果」→「ワープ」からもエンベロープと同じ効果をかけられますが、こちらはアウトライン化が可能です。
3. 既にエンベロープをかけてしまった場合は「オブジェクト」→「エンベロープ」→「拡張」の順にクリックすると、アウトラインを作成できます。
グラフ機能を使って作成した中にあるテキストはそのままアウトラインをかけると適用されません。
アウトラインを適用するには一旦グループを解除してからアウトラインを作成しましょう。
フォントを含めたパターンはアウトライン化できません。
パターンを作成するとフォント情報は無くなりますのでフォントを探すのは困難です。
パターンの中にフォントを入れる場合はアウトライン化してからパターンを制作しましょう。
また、既にパターンの中にフォントが含まれている場合はオブジェクトの分割・拡張を行ってからアウトラインを作成してください。
テキストツールでクリックしたあと削除しないままにしておくと残る、目には見えないオブジェクトのことです。→孤立点とは
孤立点はアウトライン化されませんので、見逃しやすいオブジェクトです。
孤立点は「選択」→「オブジェクト」→「余分なポイント」で選択できるので、削除します。
フォントを非表示にしているとアウトライン化されません。
孤立点と同様に見逃さないためには「ロック解除」「すべて表示する」の2点をチェックしましょう。
ロック解除の方法
1. レイヤーのロックを外します
2. 「オブジェクト」→「すべてをロック解除」の順に選択します
すべて表示する方法
「オブジェクト」→「すべてを表示」の順に選択します