校正とは印刷物に間違いがないかチェックすることをいいます。
校正用の紙を「ゲラ刷り」または「ゲラ」と呼びます。
校正のおおまかな流れは
「初校」→「再校」→「校了」の順番になります。
例
一度の修正で終了=「初校」→「校了」
何度も修正が入る=「初校」→「再校」→「三校」→「校了」
原稿どおりに仕上がっているかを確認したら、校正者は以下の指示を出します。
修正が済んだ一回目のゲラ刷りのことです。
細かく分けると
修正指示を出すゲラ刷りを「初校出し」
修正したゲラ刷りを「初校戻し」
といいます。
「初校」と「初稿」は漢字が似ていてややこしいですが全く別の意味なので注意しましょう。
初稿は一番最初に貰う原稿のことです。
修正が済んだ二回目、または三回目のゲラ刷りのことです。
二校は再校ともいいます。
初校と同じく、
修正指示を出すゲラ刷りを「二校出し」
修正したゲラ刷りを「二校戻し」
といいます。
校了の前に念のために行う校正のことです。
すべての校正が終わり、校正が終了したことをいいます。
こちらも校正が終了したことをいいますが、校了と違う点は「責任を持って終了すること」です。
責了は「そちらの責任で最終OKにしてもらって構いません」という意味です。
つまり校了後に進行した段階で責了時のミスがみつかった場合、校了はクライアント(修正を出していた側)が責任をとりますが、責了は修正していた側が責任を負うことになります。