面付けとは、印刷・断裁・製本が効率よく行えるように、データを配置していく作業のことです。
例えば名刺の場合、100枚を1枚ずつ印刷するととてつもない労力とコストがかかってしまいます。
それを効率よく印刷するために面付けを行います。
1枚ずつ印刷すると100回印刷することになり、その分の用紙・印刷代、作業代がかかります。
面付けによって一枚に20丁つけた場合、20丁×5=100枚となり、用紙・印刷代、作業代を大幅に減らすことができます。
55mm×91mmの名刺をA4に10丁つける方法です。
これで面付けするための枠ができました。
トンボは削除しておきます。
塗り足しがある場合は55mm×91mmのクリッピングマスクを作成して下さい。
→【クリッピングマスク】
(トンボに直接触れない場合はトリムマークになっています。
2.で作った枠とトリムマークが重なっているので2,で制作した枠を最背面にしてから枠をクリックすると、トリムマークを触ることができます。
トリムマークが選択されたら削除します。)
この際ロックがかかっていたり、隠れているオブジェクトがないか確認するためにキーボードで⌘+2、⌘+3(Windowsの場合はAlt + Ctrl + 2、Alt + Ctrl + 3)を押しておくとよいでしょう。
垂直方向に「-91mm」(バージョンによっては91mm)と入力し、「コピー」をクリックします。
※アートボードの向きが縦の場合は水平方向に「91mm」
全選択して2つの名刺が選択されたのを確認してからEnterを押して(または移動ツールをダブルクリック)水平方向に「55mm」と入力します。
※アートボードの向きが縦の場合は垂直方向に「-55mm」(バージョンによっては55mm)
さらに⌘+Dを行うと前回の動作を繰り返すので、⌘+Dを3度押して複製します。
全選択してグループ化し、整列で「アートボードに整列」を選択してから中央に配置します。
下の画像のような形になれば面付けの完成です。
自力で面付けするのが困難な場合は面付けテンプレートを利用するとよいでしょう。