スミベタとは、K(ブラック)100%で表現される黒のことです。
スミはK(ブラック)を指し、ベタは100%の濃度を意味します。
CMYKでデータを作成する場合は黒い部分はK(ブラック)100%で作ることが望ましいです。
リッチブラックなどの黒と比べ、見当ズレの影響がないので、文字や細い線などの細かいオブジェクトはスミベタを使うのが一般的です。
CMYKすべてが100%の黒は4色ベタといいます。
4色ベタはインクをたっぷり使い、乾きづらいためあまり使用されません。
スミベタ(K100%)で作成されたオブジェクトは、すべてオーバープリント処理が自動で行われます。
オーバープリント処理によって、下に重なって印刷された他の色が透けて見えてしまう場合があります。
スミベタにより透けてしまう現象を防ぐ方法をいくつかご紹介します。
カラー設定を1%減らすだけで、透けを防ぎます。
リッチブラックについてはこちら→【リッチブラックとは】
ピンホールとはベタ面に小さな白い丸の抜けが起こる現象のことで、スミベタのような1色のみの印刷時に表れやすくなります。
↑よく見ると白い小さな『斑点』があります。これがピンホールです。